猫の皮膚疾患
2023年04月03日
耳ダニ
耳ヒゼンダニが感染しておこります 猫から猫へ
すごくかゆいのでしじゅう耳をパタパタ掻いています。
耳垢は黒っぽいボロボロしたやつがいっぱいでて、耳掃除をしてもすぐたまります。
顕微鏡で検査するとモソモソ動く虫体や幼ダニ、タマゴなどが見えます。
最近はレボリューションという、とっても楽で薬効がいくつもあるリーズナブルな薬が出来ましたので便利です。
1つの薬を背中の皮膚に滴下するだけで、ノミ・ノミのタマゴ・幼虫、しらみ、耳ダニ、フィラリアの虫、回虫等に薬効があり、とても優れた薬です。
真菌症
主に糸状菌という真菌が感染しておこります
初めポツンと脱毛して白い粉がふいた様になっていたのが、徐々に拡大し、二次的に細菌感染を伴ってきたりして非常に痒くなり、病巣は汚くなります。
ひっかいたり、かんだりするので、手・足・口元にも感染が飛び火します
<診断>直接その部位の毛や落屑を採取してKoHで組織を軟化します。こうすると真菌が検出しやすくなります、これで見えれば確定です。また組織を培養にかけてみたりします(判定まで4~5日)